灼けた空の下、ワルビアルがゆっくりと歩を進める。小さなメグロコたちが、影のようにその背を追う。頭上を旋回するフライゴンの羽音が、乾いた風に溶けていった。 砂が震えた。陽炎の向こう、巨大な影が現れる。カバルドン。その一歩ごとに、地面がうねり、空気が重くなる。 周囲にいたポケモンたちが逃げ惑う。ダルマッカの跳ねる音、イシズマイの殻の転がる音、砂に潜るサンドの足跡。シンボラーが無音で旋回し、ナックラーが静かに息を潜める。 フライゴンが空を切り、砂嵐を巻き起こす。視界が閉ざされ、風が唸る。その中で、ワルビアルが地を割って跳ね上がり、鋭い顎がカバルドンの喉元を捕らえた。 続く閃光。空から放たれた「りゅうのはどう」が、砂嵐の中心に沈んだ巨体を打ち砕いた。 風が止む。砂が舞い、静寂が戻る。小さなポケモンたちが、恐る恐る姿を現す。 その目に映るのは、ふたつの影。広がる砂の上に、堂々と並んだ王の背中だった。
灼けた空の下、ワルビアルがゆっくりと歩を進める。小さなメグロコたちが、影のようにその背を追う。頭上を旋回するフライゴンの羽音が、乾いた風に溶けていった。
砂が震えた。陽炎の向こう、巨大な影が現れる。カバルドン。その一歩ごとに、地面がうねり、空気が重くなる。
周囲にいたポケモンたちが逃げ惑う。ダルマッカの跳ねる音、イシズマイの殻の転がる音、砂に潜るサンドの足跡。シンボラーが無音で旋回し、ナックラーが静かに息を潜める。
フライゴンが空を切り、砂嵐を巻き起こす。視界が閉ざされ、風が唸る。その中で、ワルビアルが地を割って跳ね上がり、鋭い顎がカバルドンの喉元を捕らえた。
続く閃光。空から放たれた「りゅうのはどう」が、砂嵐の中心に沈んだ巨体を打ち砕いた。
風が止む。砂が舞い、静寂が戻る。小さなポケモンたちが、恐る恐る姿を現す。
その目に映るのは、ふたつの影。
広がる砂の上に、堂々と並んだ王の背中だった。